日本酒のアルコール

日本酒を購入する際、商品に表示されている醸造アルコールというのをご存知でしょうか。
この醸造アルコールとは、植物性の原料(でんぷん質など)を発酵させ、その後に蒸留されたエチルアルコールのことを言い、吟醸酒など特定名称酒には、白米の重量に対して10%以下しか加えてはいけないとされています。

このことによって「日本酒はアルコールを加えてごまかしている」と思う人が多いようだが、実はそうではありません。
この醸造アルコールを加えることによって日本酒の味や香りを引き出すことが可能になり、また劣化を防ぐ働きもあるのです。

このように醸造アルコールは日本酒にさらによい「旨み」を与えてくれるもので、決して日本酒をごまかしているものではないのです。

このアルコール成分について、日本酒はビールや酎ハイなどの他のアルコール飲料などに比べるとアルコール分は高くなっています。
それ故、日本酒を飲むと悪酔いしてしまうと思われがちです。

アルコールは体温に近い温度のときに、体内に吸収されやすいと言われているので、よく冷やした日本酒を飲むと、それが体内に入っても体温に近い温度になるまで時間がかかり、アルコールの吸収が遅れてしまいます。
そのため、知らない間に飲みすぎてしまい、悪酔いしてしまうことがあるようです。

そこで、人肌に近い温度の燗酒にすれば体内にアルコールが吸収されるスピードが冷酒よりも早くなり、知らない間に悪酔いしてしまうということは防げるようになるかもしれません。